2011.09.04(Sun)
英国王のスピーチBlu-rey吹き替えで視聴
↑ 左から、UK盤(DVD)US盤(DVD)邦盤(BD)
これら三つ、全て買いました(家人があきれています)
本編は、イヤという程見ていましたが、”日本語吹き替え”があるという誘惑に
かられて買っちまう羽目に。他のソフトでは吹き替えはまず見ないんですが・・
邦盤についてちょっと驚いたのは、US盤に収められていたワインスタインCO.主催の
監督、出演者へのQ/Aがあった事。これ、結構面白かったので、なによりでした。
ハピネット(発売元)が、リキを入れてこのソフトを制作した事が感じられました。
ただし、US盤も邦盤も、ダイジェストなので、フル・バージョン(60分くらいあります)
は、こちらから。 ヘレナが出をトチるのがかわいい。
吹き替え版を見てみて・・・うーん、コリンの演技の確かさを、改めて認識したような。
でもでも、バーテイを吹き替えた堀内さんは、圧倒的に不利でしたでしょうね。
この映画は、録音に関しても細心の注意を払って作られました。
バーテイが喉を鳴らしながら、必死で声を出すさまを表現するのが最大の目的
なんでしょうが、他のシーンでも丹念に距離を測ってマイクの位置を決め、撮影に
臨んでいたようです。
オスカーで最優秀録音賞の候補になったことからも、それがよくわかります。
吹き替えの現場では、そこまでの丹念さはムリでしょう、堀内さんお疲れ様でした。
(でも、吃音の部分とそうでない部分とに、落差がありすぎたかな?)
ちょっと不満だったのが、エリザベスの吹き替え。優しくゆったりとした佐々木さん
の口調は、エリザベスの一部の印象のみの表現に終わってしまったような気がします。
彼女は、なかなかどうして、王族のプライドを絶対に忘れない、強固な部分がある事を
サイドラーの脚本はちゃんと表現しているんですから。
バルボッサ・・・じゃない、ライオネルは、最初はこっちの頭を切り替えるのに苦労
しました(これがあるので吹き替えは、基本、苦手です)
でも、バーテイとの最初の面談シーンで、徐々に払拭できました。
あの壌さんの、ひしゃげた声もなかなか味わい深い。
これはぴったりだ、と思ったのが、デイビッド役とDr.コスモ・ラング役。
軽めのキャラと重々しいキャラの、この二人を担当した声優は、 Good! でした。
最後に、せっかく三本のソフトを買ったので、それぞれの個人的な評価を・・・
と言ってもDVD、BDの違いがある為、映像、音声については省きます(★20点)
ジャケット・・・・・UK盤 ★★★★★
USA盤 ★★★
日本盤 ★
メニュー画面・・UK盤 ★★★
USA盤 ★★★★
日本盤 ★★★★
特典映像・・・・・UK盤 ★★
USA盤 ★★★★
日本盤 ★★★★
「英国王のスピーチ」日本盤DVD/BDは、海外盤と比べても遜色ない出来だと思います、
ただし、ジャケットデザイン以外(^O^)
<補足>
US盤、UK盤、それぞれ英字幕で観賞した結果、違う部分を見つけました。
(一か所のみ。他にもあるかもしれません)
●場面・・・バーテイがライオネルに自分の幼い頃の境遇などを話す。
●せりふ・・デイヴィッドはいつも僕に女の子を紹介してくれた。
パリの商売女”ポーレット”からは二人共いろいろ
手ほどきを受けたよ。←日本語字幕はこうじゃなかった
気がする
●せりふ(UK盤)・・David was always very helpful in arranging
introductions.
We shared the expert ministrations of
Paulette in Paris.
●せりふ(US盤)・・David was always very helpful in arranging
introductions.
We shared the expert ministrations of
Paulette in Palace.
Screenplay のサイトで確認すると、 Paris が正解。
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