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BIUTIFUL / ビューティフル




     重い映画でした・・・上映中、観客のしわぶき一つ聞こえず


   004_large.jpg



                BIUTIFUL 公式サイト



 バルセロナの裏社会で金を稼ぐ男が、末期ガンに罹り余命二か月と宣告され、幼い
 子供達と真摯に向き合うストーリー・・・ぐらいにしか予想していなかった展開でしたが
 それだけでなく、稼業に関わる移民達のエピソードや、心霊的なシークエンスやら、
 それぞれでまた別の映画が作れそうなくらい、内容が濃い作品でした。


 主人公ウスバルは、中国系移民のハイと手を組んで、偽ブランド物のバッグや海賊版
 DVDを作らせ、セネガルからの不法移民エクウェメとその仲間たちに、路上で売らせる
 日本語でいうところの、”差配師”。間を取り持って、それぞれから手数料をせしめる。
 
 よく物語で語られるこういった職業の人間は、強欲で冷酷な描かれ方が多いんですが、
 ウスバルは金は欲しいけど、そう冷酷にもなれない、半分仲間、半分飯のタネと思って
 いる、そんな心情を持つ人間として描かれています。
 そういった中途半端な(ある意味人間的な)同情心があった為、のちにとんでもない事態
 を引き起こす事になるんですが。


      
          04_72dpi.jpg


 移民たち、特に中国からの不法移民の毎日の暮しぶりが丁寧に描かれているのと、雇い主の
 ハイとリーウェイの生々しい繋がりに圧倒されました。フゥー(*_*;


 
     2011_0128_biutiful2.jpg



 ウスバルには霊能力があり、遺族にたのまれて、死者の心情を代弁する仕事を受ける事も
 ありました。
 その同じ霊能力者の女性にだけ、自分の死期が近いことを打ち明けます。
 聖母マリアと対しているようなこのシーンが印象的です。
 
 ただ、その霊能力があるが為、見たくもないもの、聞きたくもないものが、彼を襲って
 きてしまう。 このシーンは、ヘタなホラー映画より不気味です



 biutiful_film20scene.jpg



 ウスバルは、地元出身の人間ですから、単に幼い時両親を亡くした為、社会の
 底辺に生きていかざる得なかった、と単純に思っていましたが、それだけでなく
 彼もまた、被差別民族の出身であった事が、パンフレットを読んで初めてわかりました。

 '60年代スペインの独裁者フランコが、カタルーニャ文化を破壊させる為、カタルーニャ語
 を話す人々を、バルセロナ郊外の特定地域に強制移動させます。
 これに該当したウスバルの父親は、移住を嫌い単独でメキシコに逃げますが、すぐに病死
 してしまいます。

 移動させられた人々は、差別的表現である”チャルネゴ”とよばれるようになったそうです。

 映画の中では、ここまで説明してくれていません。パンフレット買って正解。



 作中、いろいろな小動物が登場します。

 死んだフクロウ、蛾、蟻、群れを成して飛ぶ雁

 すべて何らかの意味があるんだろうけど、よくわからず??

 DVDが出たら、レンタルして、も一度観なおしてみようかと。
 
 でも、これを観るには、体力、精神力を整えなくては・・・・キツイ作品です。











 
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Author:tara 0131
ウン十年勤めた会社を辞め、大好きな
コリン・ファースネタを追っかけている
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