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キワモノストーリーと高級感:ブラック・スワン

     B_black-swan_1825280c.jpg



             ブラック・スワン



 5月第2週週末興行成績みごとトップ(現時点で見込み)

 全世界興行成績で、この日本でのヒットにより3億ドル超え。


 これだけ注目を集めている作品ですから、ストーリーを語る必要はないでしょう。

 ヒットの予感は誰しも持っていたと思います。
 
 レディース・コミック(ただし質の高い)のような物語。
 ホラー的、エロティック的要素。
 オスカー演技賞獲得。
 
 ともすれば、B級映画と称されそうな要素を持ちながら、どこか高級感が感じられる
 のは、なぜか?

 まず、演者であるナタリー・ポートマン自身と二ーナのキャラクターの合致性。
 あの弱々しい甘えた声と(多少演技の部分もありますが)ステージ・ママの存在、
 優等生という、ナタリー自身をそのまま投影したかのような二ーナ。
 今後、これを超える役にめぐり合えるかどうか、というくらい適役でした。

 ヴァンサン・カッセルがこれまたイイ。フレンチ・アクセントが堪りません。
 品のない行為をしても、文句を言わせない、俗物さと高貴さが感じられました。




     Black-Swan-09.jpg



 この映画は、母と娘の関係が重要な要素になっていました。 

 のっけから、二ーナは自分そっくりの分身を見たり、地下鉄の車内で老人から
 卑猥な行為を見せつけられますが、それら非現実な情景は、全てバレエの
 レッスンが終り、帰宅の途中で起こります。
 つまり、アパートに帰って、母親と顔をあわせる状況になる。
 
 二ーナは、深層心理の中では、母との相互依存を断ち切りたい、でもそれは
 できないと常に葛藤してしていた為、既に危うい精神状態となっていました。

 
 大胆な演技といわれている、自慰行為やリリーとのラブ・シーンは、それほど
 ショッキングには感じませんでした。今ひとつナタリーの演技がそれにノッて
 なかったからなのか、わざとそうした演技をしたからなのか。
 この辺に、低級な雰囲気を感じさせない効果が、逆に生れたような気がします。

 
 撮影方法として、手持ちカメラ風の(何て云ったっけ?)グラグラ揺れるシーン
 が多く、ちょっと気分が悪くなりましたが、若い映像作家が好みそうなショット
 がふんだんにあったんじゃないかな?

 
 オスカーの作品賞候補には挙がっていたけど、このストーリーじゃ受賞はムリ
 だったのがよくわかりました。
 脚本賞候補にも挙がってなかったし(編集賞候補にはなっていましたが)
 ありきたりな心理サスペンスだった、という印象は否めません。
 
 ところが、見せ方がすごい。
 二ーナの後ろをぴったりくっつくようにカメラが追う。
 ”この娘、次はいったい何を見てしまうのだろう?どんな出来事に遭遇
 してしまうのかしら・・・”
 観客は二ーナと同じ心情に、見事はまってしまうわけです。
 

 今年のオスカーの作品賞候補は、質が高いと何人かの批評家が褒めて
 いましたが(やっと6本観ただけ、だけど)それを感じさせる一本では
 ありました。



 
 最後にUSA版ばってん荒川、”タイラー・ペリー”のブラック・スワン ↓




MadeaBlackSwanPoster.jpg











  
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Author:tara 0131
ウン十年勤めた会社を辞め、大好きな
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