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わたしを離さないで


う~ん、これは、どう感想を書いていいものやら・・・







               わたしを離さないで




へイルシャムと呼ばれた寄宿学校。
ここで18歳まで育ったキャシー・Hが、想い出深い少女時代を振り返る。
ひんぱんに行われた健康診断、詩や美術の時間に異様に時間を割いたカリキュラム。
そして、正体不明の”マダム”や、トミー、ルースなどの同級生たちの事。



原作は「日の名残り」で著名なカズオ・イシグロが2005年に発表したもの。
主人公キャシーがはじめからおしまいまで、一貫してありふれた日常生活を語り
ながら、実は驚きの秘密が、このへイルシャムには隠されていたというストーリー。


もうすでに、ネタはあちこちでバラされているのであえて書いてしまいますが、

*

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へイルシャムはただの寄宿学校ではなく、臓器提供の為に創られたクローン人間を
教育する場だったのです


ただストーリーの語り口は、原作も映画もあくまで淡々としており、SFのような設定
とは随分印象が異なります。

トミーはすぐかんしゃくをおこすので、みんなから好かれていなかった、とか
ルースはちょっと意地っ張りで、負けを認めたくない女の子だった、とか。

そういった日常を語りながら、時々??なエピソードが混じっていきます。



09142010_neverletmego3.jpg


この物語の隠された謎は、ふたつ。
ひとつ目は、彼女たちの出生について(つまりクローンである事)
これは、映画も原作もストーリー中盤であきらかになります。
ふたつ目は、ヘイルシャムでのカリキュラムについて。
なぜ図画工作や詩など、情操教育の授業が極端に多いのか。
こちらはラスト近く、トミーやキャシーが初めて自らの宿命を認識する
ある種、残酷な答えを聞かされる事になります。

このふたつ目の謎の描き方が映画においては不充分ではないか、と。
はたしてあの程度で、原作を読んでいない鑑賞者に理解ができたのか?



never-let-me-go-4-6e05f.jpg


なんにせよ、さきに本を読んでしまうと、映像の世界とのギャップを感じるのは
よくあること。
とくにこの作品は、せまい独特の世界観で描かれているので。

不満はあれど、静謐な空気感はよく伝わってきました。



子役たちの活躍がすばらしい。


Never-Let-Me-Go415.jpg


ほんとに、英国は子役の層が厚い。


キャシー役のキャリー・マリガンもこんな難しい役をよくこなしたなぁ
と感心、感心。
三十歳まで絶対生きるチャンスのない運命である人物なのに、抗らう事
なく淡々としているキャシーを、どうやって理解できたのか。
(ラストのせりふで、ちょっと葛藤している心情が現れていましたが、
これは原作にはない、余計な言葉に思えました)


最後に、原作より映画が優っていた部分。


トミーが、車から降りて、慟哭する場面。

泣けた・・・・


















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テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

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Author:tara 0131
ウン十年勤めた会社を辞め、大好きな
コリン・ファースネタを追っかけている
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