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ゲイリーのひとりごと 『 裏切りのサーカス 』

  


  ネット・サーフィンしていて、ちょっと面白い動画二本発見。

  一本目は、本編でカットされてしまった、あるシーンについて ↓

  

  
  スマイリーがフライド・エッグを調理するシーン ↓

  

  
  実際は、2分ほどの比較的長いシーンで(DVD/BDの特典映像にはちゃんと全て収められている)実は、途中
  監督から「カット!」の掛け声が聞こえたような気もしたが、よくわからず、そのまま目玉焼きを作りあげ、皿に乗せ
  食べるところまで演技を続けた、とゲイリーが語ると、監督は、「このあと、ゲイリーは、エプロンを着けたまま、
  僕のモニターのところにやって来て、このシーンを見ながら、

    ”俺、シド・ヴィシャスだったこともあったんだよな・・・”

  と、ひとりごとを言ってたよ」 



  もう一本は、こちら ↓

  

  
  ハムステッド池で泳ぐシーンの撮影で、出番のないベネディクト・カンバーバッチが、わざわざ来てくれて、ゲイリーが
  池に入る前に、自ら飛び込んで試してくれたんだそう。そして、上がってきてスティール・カメラマンに、そっと、

     「ゲイリーには言わないで。ものすご~~く冷たい~~

  ちなみに、撮影したのは10月。

  この動画を見て、ハタと気づいた。

  下のpic、ベネディクトさんの髪の毛が濡れ気味なのはなぜ? ゲイリーが、随分想いをこめて抱き寄せているのは
  なぜ?と思っていた疑問が解けました。


  
    ゲイリー&ベニー









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裏切りのサーカス : Tinker Tailor Soldier Spy 感想の感想

 
  

  公開から二週間以上経ち、改めて、この作品を観賞した諸兄の感想を、ザァーッと読んでみました。


                 面白い!


  多くを語っていない、というか、かなり削ぎ落した語り口なので、よけいな妄想が、膨らむようで
  読んでいて楽しくなっちゃう。


  以下、ずらずらと、箇条書き  (所々伏せ文字あり)

   間違った時代設定・・・・1960年代やら、50年代やら、テキトーに書いている 原作が初版されたのが、1974年
    なので、このあたりに照準をおいてもらいたい。
    ちなみにこの頃英国では、炭鉱組合のストライキが激化し、停電や、ゴミ収集ができなくなる等、都市機能に重大な
    影響を与えていた(映画、”マーガレット・サッチャー鉄の女の涙”で、このあたりの描写がチラッと出ていました)

   黒幕は、スマイリー・・・・ラストのカットが、かなり印象が強かったのか、演じたゲイリー・オールドマンの過去の
     ヴィラン度が影響しているのか?意外に、こう推理する人多し。 考えすぎ 

   ラスト、ジムビルを撃ち殺す理由・・・・ソ連に送還されるのが、可哀そうだから(愛情ゆえ)
     ソ連に送還されたら、殺されると思ってんのかな、 んなわけない、モグラは、ソ連にとって大事な広告塔。 
     英雄として、まつりあげて、少しでも多くの西側からの共産主義シンパを、増やそうとします。
     (とはいっても、表面上は英雄でも、監視は24時間されるでしょうけど)
     二重スパイとして利用価値がなくなった、じゃあ抹殺、こんな事してたら、誰もモグラになんか志願しません。

     ではなぜ、ジムは、撃ち殺したのか。
     ジムの協力者が(地下組織者たち)が壊滅させられたから。しかもわが身を救う為に、彼らを売ったというストーリーが
     出来あがっていたのを、スマイリーから初めて聞かされたから。
     映画では、一度だけのやりとりですが、原作では、ジムは何度かスマイリーに「誰も助からなかったのか?」
     と尋ねています。

     そして、ライフルを撃ち終えたあとの、あの涙・・・・これは観た側の推測に委ねられるでしょうね。

   ピーター・グィラム(ギラム)がゲイであったことに、気づいていない人多し。
     ピーターの部屋から、出ていく人物を、彼の兄貴か、単なる共同生活者と思ってるんだよなあ。
     ウェブ上で公開されているシナリオには、これ以前にもうワン・カット二人の場面があるので、すぐピンとくるんですが。

   モグラが誰か簡単にわかりすぎる・・・・そう言いたい気持はわかる。
     でもこれは、我々日本人に向けて作った映画じゃないからね。 ていうか、原作知らない、アレック・ギネスが
     スマイリーを演じたTVドラマなんか、もちろん見た事ない人々に向けた作品じゃないから。
     主に、英国人むけと認識すべき。 だから、筋書きすべて承知。 モグラも誰だかよくわかってます。
     こうなると、モグラを演ったアノ人は、適任だったと思いますが。

   邦題がヒドい・・・・これは、私も最初はそう思った。今でも気に入ってるとはいえないけど、他の国で、原題のまま公開
     しているところは、英語圏以外、あまりないような。 AKA from IMDB
     モグラ(スペイン語でエル・トポとか)が比較的多いような感じ。
     あとになって、気づいたけど、この”ティンカー、・・・”のコード・ネームは劇中あまり出てきませんね、暗号だから当然
     でしょうが。 だから、前知識として覚えたとしても、あまり役立たなかったかも。

   なんでスマイリーはあんな池で泳いでいるの?・・・・同感。 意図がよくわかりません。わかりませんが、脚本担当の
     ピーター・ストロウハンが、ラジオ番組にゲストで招かれた時、この部分にちょっとふれていました。といっても、この
     問いの明確な答えにはなっていませんが。

     その前に、この作品の脚本担当は、最初はピーター・モーガン(クイーン、フロスト/ニクソン)、彼が家庭の都合で
     降りて、次にブリジット・オコナー、そのまた次がブリジットの夫である、ピーター・ストロウハン(彼女は本作撮影の
     一週間前にガンで亡くなりました)と三人のシナリオ・ライターの手を経ています(クレジットでは、もちろんブリジットと
     夫ピーターの共著)

     三人が、どの程度の比重で、これに係わっているのかはさだかではありませんが、どうもブリジットが、一番深いような
     気がします。

     話を戻して、ラジオ番組で、聞き手から、脚本のどのあたりが、ブリジットらしい描写だと思いますか?と聞かれた
     ピーターは、スマイリーのあの池での水泳をまっさきに挙げていました。

     この問いの答えは、天国にいる、ブリジットに聞くしかないかな?
     
     




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『裏切りのサーカス』で使用された曲

   アルベルト・イグレシアスのモダン・ジャズ風OSTも素敵ですか・・・


   懐かしいロックバンドの曲や、当時TVで放映されていたスパイドラマのテーマ曲(?)みたいなのとか、ソ連国歌まで登場
   して、なかなかバラエティに富んでました。


   ① リッキー・ターが赴いた、イスタンブール歓楽街をバックに

    ブラッド・スウェット&ティアーズ【 Spinning Wheel 】1969

   

   数年の流行のズレは、外地であるという事からなのか?


   
   ②”サーカス”クリスマス・パーティにて

    サミー・デイヴィス JR 【 The Second Best Secret Agent in the Whole Wide 】1965

   


   
   ③ 同じくクリスマス・パーティにて

    ソ連(現ロシア)国歌

   


   余計な話ですが、私自身ソ連時代とロシアになってからも含め、あの国には何度も行っています。
   ホテルの部屋には、TVなし(ソ連時代)あっても無用の長物でしょうけど。
   ラジオは、あったと思う。ためしにオンにしてみたら、上記の国歌が頻繁に流されていた記憶あり。



   ④ピーターが資料室から、あるファイルを持ち出すシーン

    ジョージ・ホーンビィ【 Mr,Wu's A Window Cleaner Now 】1940


   


   
   ⑤エンディング・シーン
   
    フリオ・イグレシアス【 La Mer 】 収録時期不明


   


    オリジナル・サウンドトラック担当のアルベルト・イグレシアスと親子なのかと思ってたら違ってた。70年代は、日本でも
    よーく知られていた歌手。布施明が、たしか日本のフリオ・イグレシアスといわれていた気がする。
 
    監督が、この曲を採用した理由は、閉め切った部屋の窓を開けて、新鮮な空気を取り入れるような効果をねらったんだ
    そう。
    まさにその狙い、ぴったり。


    有名なシャンソンで、何人ものアーティストがカヴァーしていますが、なかでも知られているのが、

       ”Beyond the Sea” Bobby Darin(ボビー・ダーリン)

    ケヴィン・スペイシーが、ボビーに扮し、監督も、製作も、おまけに歌まで全てこなした、

       ビヨンド the シー 夢みるように歌えば(2004)

    という、ボビー・ダーリンの半生を描いた作品で歌われています。


    



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まもなく公開!『裏切りのサーカス』 Tinker Tailor Soldier Spy:しつこく書きます

   
   ゲイリー、朝食

        (こんなシーン、あったかなあ・・・?)



   いよいよ、公開日が迫ってきました、”鋳掛屋、仕立て屋、兵隊、スパイ”

   

   しつこく、しつこく、レヴューをしてきましたが、最近、一般試写が行われたようで、各映画サイト
   に、レヴューが挙がってきているのを読んでみるとーーーー

    ●難解
    ●インストラクションを貰って、じっくり読み、頭に入れたつもりだったが、理解できず。
    ●俳優の顔が、ごっちゃになって、見分けがつかない。
    ●登場人物と、その役名がはっきり解らない。
    ●伏線って、どこに伏線が??
    ●時間軸が頻繁に変わり、今の話か過去の話か、掴みにくい。                                          
                                             等々



   やっぱりなあー、海外批評とよく似てる(特にUSA)でも試写会参加者だったせいか、退屈という評は見当たらない。
   皆、必死で、ストーリーに喰いついていこうとしている意欲が見てとれる。
   
   そもそも親切な映画ではありません、これは。
   目の前に材料をすべて提示して、調理して、ハイ、どうぞ、てな代物ではない、だからと言って、
   作家性の強いアート系映画とも違う。
   意図的に、省いている部分が随所にあります。
      (注)内容の濃い原作を、二時間でまとめ上げなければならない、苦肉の策という面もあるでしょうが。

   例えば、(ネタばれ)ハンガリーで死んだと聞かされていた、ジム・プリドーがどうも生きているらしい、さてどこに
   いるのか?
   この後、いくつか別のエピソードをはさんで、スマイリーは、いきなりジムの勤務先の学校に現われます。
   はて?どうやって居所を見つけたの?なんてこだわって観ていると、以降のストーリーが追えなくなってしまう。
   こういった些細な箇所は、無視していくべき。
   
   一方、具体的に描かず、雰囲気や、最少のせりふで表現した例としてーーー
   時代設定である、1974年当時の英国の国力を、くすんだ色調の画面を使い、いかにも疲れ切った大国として
   表現すると同時に、諜報部そのものも、その価値を見いだせなくなっている現実を併せて描いている。
   後発で、しかも自らその設立を助けたアメリカ合衆国の諜報機関が、圧倒的な力を持ち始め、英国のそれは、もはや
   敵に合衆国の機密情報を流す機関に成り下がっている。
        (注)スマイリーが内務大臣に語りかける会話や、オリバー・レイコン秘書官の「(アメリカ側が君たちの事を)
         沈みゆく船と見ているぞ」のせりふから、それらが窺えます。


  TTSS.jpg


  
  この映画は、”二重スパイは誰なのか?”が、メインテーマではない、正直、出演者からそれは容易に判断できます。
  (一部伏字)

  邦題にあるように、”裏切り”それも単一ではない種類の裏切り。
  国に対して、組織に対して、部下に対して、伴侶に対して、友に対して。
  
  もう一点。ライバルの弱みを、瞬時に見つけ出し、それを巧みに、徹底的に利用するこの稼業の人間の凄まじさ。
  (この自分の弱みを、スマイリー自身わかっているのに断ち切れない、人間らしい部分を、ゲイリー・オールドマンは見事に
  表現していたと思います)
  ★キー・アイテムは、ライター、です。→'86年発行のハヤカワ文庫の表紙絵になっています。


  ギラムピーター


  伏線に関しては、前に書いたレヴューで、ピーターが上級職員に取り囲まれ、部下のリッキーをかくまっている疑いを
  かけられた件、その後、スマイリーから、いまのうちに身辺整理をしておくべきだ、と言われ、パートナーと泣く泣く別れた
  エピソードが、思いつくくらいかな?
  
  実は、ピーターは、このファイルを持ち出す前にも、別のファイル(ファンドからの金の流れ、退職者リストなど)をこっそり
  写真に収めているのですが、この直後、ビル・ヘイドン(テイラー)とロイ・ブランド(ソルジャー)に鉢合わせしています。
  本編には、ロイ・ブランドのみ、この場面がでてきますが、このあとも続きがあり、DVDの削除シーンの中に収められて
  います。 ↓

  
  


  この頃から既に、ピーターは、彼らの監視対象になっていた事を匂わせています。



  俳優に関して言えば、もうこれはなんとかして覚えるしかありません。
  ゲイリー・オールドマン以外、他の役者はほぼ同列扱い。
  特に、容疑者四人は、バランスよく描かないと、マズイでしょうからね、一応。

  この四人の中で、唯一よく知らなかった、デヴィッド・デンシック(トビー・エスタヘイズ役)という俳優。
  最近観た複数の映画に出演しているのに気づきました。
  『戦火の馬』・・・号令をかけている、ドイツ軍兵士
  『ドラゴン・タトゥーの女』・・・行方不明となった富豪の姪を捜査する刑事(若い頃の役)

  この作品で、存在感のある、忘れられない役者となりました。



  フラッシュ・バックを多用している点は、原作もこうなのだから、しかたない。
  コントロール(ジョン・ハート演じる、”サーカス”の前のボス)が登場するシーンは、少なくとも全て過去に起こった
  出来事です。




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ふたたび「裏切りのサーカス」Tinker Tailor Soldier Spy:レヴュー





   UK盤BD/DVDを手にして、はや一ヶ月半、もういったい何度観たことか・・・
  
   原作読んで、情報は頭に入れていたつもりでも、[ん~これは何を表しているのかな??]
   と、首を傾げる部分が少なくない、この作品。

   見るたび、新しき発見があるので、ホントに楽しい。

   だから、”ワケがわからん、こんなの駄作”なんて、簡単に評価されたくない!

   であるが為、ネタばれ全開(となるやもしれぬ)レヴューというか、こんなせりふ
   や、状況描写の中に、様々な情報が詰め込まれているんだ、という私なりの発見を
   記してみたいと思います。


   それから、原作を読んだ者の弁として、映画版は、景気よく(?)スッパリと割愛
   している部分が多々あり。そして映画独自のシーンもあり。
   作戦名や、コード・ネームは、かなり簡略化しています。

    *例えば、テスティファイ作戦は、ハンガリアン作戦に(日本語字幕では省略かな?)
    モグラのジェラルドは、単純に”モグラ”のみ。
    ”マーリン”の名は使用していない。

   まあ、映画の方は、原作に比べ、ある面シンプルでわかりやすかったです。


   以降、ネタばれ注意 (注)個人的な、思いこみ、独断等多し


  

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Author:tara 0131
ウン十年勤めた会社を辞め、大好きな
コリン・ファースネタを追っかけている
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